※以前書いた下書きを編集したものなので全編敬語表現になります。
今日は金銭感覚についてのお話をしようとおもいます。
くだらない自分語りなのである日恥ずかしくなって唐突に消してしまう可能性が高い記事ですのであまり真面目に読むことはオススメしません。
今、私はアイドルにはまっています。
多分生まれてから今まで一番お金のかかる趣味だとおもいます。
実は自分でもヲタクになって同じCDを何枚もかって特典会に行くっていうことには少しびっくりしているのです。
私基本的に財布の紐は固いです。いつからそうだったかというと、たぶん小学生の頃からそうでした。
小学生という若さですでに貧乏性という病気が発症しまったのです。
生まれた家柄は普通、とくにお金がない家庭ではなかったとおもいます。
母親は専業主婦ですが、父親はしっかりとお金を稼いでくれていてめちゃめちゃお金持ちというわけではないけれどおそらく世間一般並、もしくはそれ以上に収入がありました。
ではなぜ自分が人並み以上に貧乏性になっていまったかというとおそらく父親の影響が大きいです。
父親は本当に無駄遣いが嫌いで、贅沢をしない人でした。
携帯も未だにガラケーだし、食事も高いものを食べたがらないし、もちろん女遊びとかもしない、金のかかる趣味は一切持っていませんでした。
お金はちゃんと根拠を持ってしっかり必要なものに使う人です。
父親は買い物も徹底していて、おしゃれに対してお金をかける意味がわからないという人です。何かを買うとき、チェックするのはデザインじゃなくて原材料。
やれチタンでできているだの革でできているだので嬉しそうに見せて来ますが、すごくデザインがダサかったりしてセンスが悪いと母親に言われまくっていました。自分から見ても正直ダサかった。
なぜそんな感じの価値観になったかというと父親は母を幼い頃に事故で亡くし、父親のお母さんが女手一つで育てた子供なのです。そのため、一般的な家庭にくらべて金銭的にすごく苦労して育ちました。暮らすのが精一杯で大学にいくお金の余裕なんてまったくありませんでした。だからこそお金やモノはとっても大切にしていたし、無駄遣いなんてほとんどせず生きてきました。
そんな父親ですから、子供がおもちゃを買っては飽き買っては飽きということを繰り返すのがストレスがったのでしょう。
子供のブームなんてたまごっち、ミニ四駆、ベイブレート、遊戯王など目まぐるしく流行っては廃れるということを繰り返していたので私もそれなりにいろいろ買ったしすぐに飽きてその辺にポイっとヨーカイザーを投げたりしてました。その都度ちゃんとものを大切にしろ!!!と結構怒られたものです。
自分にとって父親は尊敬の対象であると共に怒らせると本当に怖いという畏怖の対象でもあったので怒られるたびに反省して何でもかんでも欲しいっていっちゃだめなんだなーと学びました。
とはいっても幼稚園くらいまではある程度好き勝手にいろいろ買ってもらったりしていました。長男だったしね。
ただし小学生になったらおこづかい制になって月に1000円だか2000円だかのお小遣いでやりくりしなくてはならなくなりました。
1000円か2000円のお小遣いなんて駄菓子屋で毎回100円だけつかったとしてもすぐなくなってしまいました。
それでも大好きなテレビゲームが欲しい。ヨッシーアイランドが欲しい。そこで頼りになるのがお年玉でした。
私は親戚が多かったのでお年玉をそこそこもらっており、そのお金でプレイステーションとかゲームソフトを買ったりなどをしていました。
とはいえお年玉のような大金を全て使ってしまうのはなんだか怖い感じがして、もらったお年玉を使い切ったことは一度もありませんでした。
これはプレーステーションで思い出した完全な余談ですが、私がプレステか64で悩んでたとき父親が絶対プレーステーションがいい!と言いました。
理由を聞くと64はカセットでプレステはCDだから技術的にプレステの方が優れている。今後プレステの方が発展する!!!とのことでした。
そのときはマリカーやりたくてブーブーいってましたが、結果的に正解だったなあと思います。
流行りは目まぐるしく推移し、小学校になると金のかかる趣味筆頭の遊戯王が流行りました。
150円のパックをレアカードが出るまで引いて、レアが出たら友達に自慢する。
すごいレアカードを持っている人間は周りから崇められ神のような扱いをうけていました。
カードの効果が小学生にはちょっと難しかったので、ほとんどデュエルをしているのは見たことがありません。ただレアカードを見せびらかすだけの遊びでした。
そんな遊戯王カードを私はほとんど買わずに、いらないカードを友達からもらったりして遊んでいました。岩石の巨神兵とか。小学生ながら、カードを買いまくってレア当ててもまた新しいカードが出るしキリがないと悟っていたのでした。
(のちに遊戯王にハマることになるがそれは大学生の頃の話なのでまたいつか)
そんなマインドで大人になったので、キャバクラにいったりとか回らないお寿司屋さんにいったりとか、ましてやアイドルのCDを何枚も買うみたいな贅沢なお金の使い方には嫌悪感を抱くほどでした。
そんな貧乏性も社会人になって自立してからは少し緩和されました。
親に学費なりなんなりを出してもらって生活していた頃と違って、社会人は使う全てのお金は自分で稼ぐ必要があります。
これは無駄遣いをしても困るのは自分だけになったということです。これは自分がお金を使うにあたってすごく気持ちが楽になる変化でした。
そんな中、社会人1年目で友人に誘われてはじめてパチスロを経験しました。
学生時代はいくら誘われても頑なに断っていたギャンブル。自分のお金ならいいやということでやってみるとなんともいえない背徳感が癖になりました。
大学の時にやってみたかったけどできなかった、こういう一般的にダメと言われている場所でダメなことをするのがなんだか気持ちよかったのです。迷惑がかかるのも自分自身なので誰にも文句を言われる筋合いはないし。
それから度々友人とパチスロを売って、買ったらご飯を食べてスーパー銭湯に行くというのが楽しみでした。とはいっても売っていたのは5スロと言って通常に比べてローリスクローリターンなものだったので、大負けをしたり大勝ちをしたりということはありませんでした。やっぱり5万、6万を1日で使ってしまうことはまだ怖かったのです。
そういや一度5スロで1万枚だしたことがありました。
1万枚でれば5スロでも5万円。結構な大金です。
急に手に入ったあぶく銭、ギャンブルをやっている人ならだいたいもともとなかったお金だしといって焼肉食べに行ったりキャバクラとか風俗に使ったりということが多いでしょう。
しかしそこでとった自分の行動は貯金でした。なんだか不労所得でえた5万という大金が怖く思えたのです。吉野家で牛丼の並を食べて、家でなぜかめちゃめちゃ凹んだことを覚えてます。こんなギャンブルに不向きな性格のおかげでこれまでの収支はプラス域で落ち着いています。
そんなパチスロも一緒に行っていた友人が結婚したりなんだりで今は行かなくなりました。またお金のかかる趣味はなくなって、少ない給料の中貯金がどんどんたまっていきました。
しかしそんな生活の中、私は出会ってしまったのです。
そう人生で最もお金のかかる趣味、アイドルに。
次回、金銭感覚アイドル編。お見逃しなく。(激アツ)