2017年10月9日。この日のラストライブを持って偶想Dropというアイドルグループが解散した。
【本日の鹿鳴館】
— 鹿鳴館 (@rockmaykan) 2017年10月9日
10月9日(月)
『世界で1番激しいIDOLでしたっ!!』
〜偶想Drop卒業LIVE〜
開場17:00
開演18:00
前売¥4500 pic.twitter.com/BQ066gUJfq
この世界一激しいiDOLの最後のライブレポートを書く前に、自分が偶ドロのライブに行くきっかけなどの話をいろいろしたいと思う。
偶神(偶想ドロファンの総称)と名乗るには浅すぎるど新規ファンなので、今までの偶ドロの話などは古参ファンの方の話を参考にしてほしい。
ただ、個人的に今日の気持ちを忘れたくないのできちんと文章に残しておこうと思って書いている。
そもそも自分がヲタクになってアイドル現場に頻繁に通うようになったのは今年が始まってからなのだが、自分が行っている現場でも偶想Dropの話はたまに出たりしていた。
しかし話題になっていたのはライブのパフォーマンスの話題ではなく偶神だった。
ヴィレッジバンガードの店舗内イベントでダイブをしている偶神の動画がTwitterに上がってきたときは、この現場には怖くていけないなーなんて思ったりしていた。
そんなこんなで現場に行くことは特になかったのだが、電撃ネットワークのギュウゾウさんが主催するギュウ農フェスというアイドルフェスで偶ドロを初めて見ることになった。
そのときは、小さいテントの中で行うライブだったのだが入った時にはもう人がいっぱいでステージがよく見えなかったしモッシュやらダイブやらでやりたい放題で怖かったのですぐにテントからでて他のアイドルを見に行ってしまった。
ただ、ライブ自体には行く予定はなかったが興味はあったので公式と零ちゃんだけフォローした。
そしてこの零ちゃんのツイートが自分の知っているアイドルの中でダントツで面白くて、現場には行かないけれど零ちゃんのツイートが毎日楽しく見ていた。
ヲタクやってたらモテねーのは当たり前だろーが!こいつらは全てを犠牲にして俺らを推してくれてんだ!!ヲタク馬鹿にすんなよ!👴🏻
— しばくぞ零ちゃん@偶想Drop (@BOSS_gdrop) 2017年8月10日
そんなこんなで、零ちゃんに興味を持ってきた矢先偶想Dropの解散が突然発表された。
【ご報告】
— 【偶ドロ】偶想Drop告知専用アカウント (@gusodropLIVE) 2017年7月20日
偶想Drop、8月で解散します!
そして10月に卒業ライブをやります!
偶想Dropが偶想Dropであるなら、最後まで音楽はLIVEでぶち上がって散れ! pic.twitter.com/QKbDd05LlU
いつか現場に行こうなんて思っていたら突然の解散発表。アイドルの時間は有限なのは知っていたつもりだがまさかこんなに早く解散してしまうとは思ってもいなかった。
解散前に現場に行きたいとは思ったのだが、なかなか予定が合わずに行くことができなかった。Zepp東京のライブのその行けなかったうちのライブの1つ。
昨日は本当に最高な生誕ありがとうございました👺
— しばくぞ零ちゃん@偶想Drop (@BOSS_gdrop) 2017年7月23日
本日!Zepp東京ワンマンライブ当日券あります!!お前が1番楽しめ!
7/23(日) Zepp Tokyo
偶想Drop
『限りなく反射的に絶頂♀』
17:00/18:00
当日¥3500※D別#偶ドロ pic.twitter.com/DAjslvlpsh
この時のついーとの「お前が一番楽しめ!」という言葉が本当に大好きだ。
零ちゃんが考えた言葉なのかとかそんなことはよくわからないが、解散が決まっている状況でこんなことが言える人ってほとんどいないと思った。
自分が零ちゃんの立場だったら解散しちゃうから見にきてねとか、見ないと絶対後悔するよみたいな言葉を使ってしまっていただろう。
だけど零ちゃんはお前が一番楽しめと言った。この言葉でなんだか目が覚めたような感じがした。
アイドル現場に頻繁に通うようになって、なんだかいろいろ余計なことを考えながら現場に行ったりライブを見るようになってしまったなあと思った。最初の頃ってもっと純粋にステージのパフォーマンスを楽しんでいたなあと。
このとき俺は零ちゃんのツイートのファンから零ちゃん自体のファンになったんだと思う。
ただ、解散前に駆け込みのように現場に行くのもどうなんだろうとか思ったりやっぱりちょっと怖い気持ちがあって偶ドロ現場には行かなかった。
しかし、偶ドロ初接触の機会は不意に訪れた。
自分が大好きなむずびズムの木村ミサちゃんが、フリーマーケットで私服を出すということになったのでちょっと見にいこうと足を運んだ。
そしてそこでは偶ドロのメンバーが物販をしていた。
【情報解禁】
— わかぴく@偶想Drop (@waka_gdrop) 2017年8月29日
アソビシステム×BASEプロジェクト9.10日店頭に立ちます🐍🌹
偶ドロ×KRYコラボ商品販売致します
遊びにいらして^ - ^#偶ドロ https://t.co/OIrguljkCH
これが私と偶ドロの初接触。物販にいたのは若ちゃんと都子ちゃんの2人だった。
推しの零ちゃんがいないなーと思いつつ話してみたら、ものすごく気さくに話してくれた。
勝手に抱いていた怖いというイメージとは裏腹に、めちゃめちゃフレンドリーに話してくれた。若ちゃんなんてずーーっと話しててくれたし、私の好きなギャンパレをすごく褒めてくれたりとにかくすごく優しくていい子達だなあと思った。
そこで別の現場で仲良くしていたヲタクきっかけで卒業ライブのチケットを譲ってもらえることになった。
せっかく卒業ライブに行くのに曲やライブの雰囲気も知らずに行くのは失礼だと思って予習も兼ねてライブに行って見ることにした。
9月19日(火) 渋谷かよ!vol.13
チケットも安いし偶ドロの時間も長いのでこれはお得だなと思って参加したライブだったが、楽曲の良さ、一生懸命なパフォーマンス、とにかく俺がライブに求める全てがそこにはあった。
この日の若ちゃんがめちゃめちゃかっこよくて、メンバー全員大好きだが特に零ちゃんと若ちゃんが大好きになった。
あの日下北で話した若ちゃんとステージ上の若ちゃんはほんとに別人ってくらい気持ちの入り方が伝わる最高のパフォーマンスをしてくれた。
零ちゃんはかっこいいのはもちろんだが、特典会でのゆっくりとした喋り方がツイートとギャップありすぎてかわいいなあと思った。
そんなこんなで解散ライブの下見のはずが、完全に心を奪われてしまった自分がいた。
ヲタクが激しいアイドルというイメージから、めちゃめちゃ最高のライブをするアイドルという認識に変わった瞬間だった。それからは、解散までに行ける都内のライブは全て行こうと思って全部参加した。
9月20(水) INTO GLORY RIDE」~ネクロ魔・偶ドロLASTツーマン~
この日はとにかくヲタクの熱気がすごくてめちゃめちゃ激しいライブだった。零ちゃんに指差してレスを送ろうとしたら後ろのヲタクに関節をキメられてこれがマジの剥がしかとちょっと感動した。
ネクロ魔のメンバーが最後涙を流していて、本当にアイドルからも愛される素晴らしいアイドルだなあと思った。
10月3日(火) Shinjuku Loft Presents Cheer up Lives Vol.2
このライブはとにかく最高に楽しかった。ここ最近の楽しかったライブをごぼう抜きして単独1位に君臨するほど最高のライブだった。
ライブ前に結構長い時間接触ができて、零ちゃんと2回チェキをとった。
関節をキメられた話したらウケたのでよかった。俺のヲタクはゴツイやつが多いけど頑張って前こいよと行ってもらえたので頑張って零ちゃんの前までいったら胸ぐらを掴んでくれてやっと偶神になれたきがした。
そして、新宿LOFTが一番好きな箱といっていた若ちゃんの表情がまた最高で見とれてしまうほどだった。後で調べたらLOFTは若ちゃんのデビューの場所でもあったみたいだ。
偶ドロのみんなの気持ちが伝わりまくったライブ、楽しすぎてめちゃめちゃ笑ったし泣いた。この子達のライブをもっとたくさんの人に見て欲しいと思ったし、自分ももっともっと見たいと思った。
3回のライブを経て、偶ドロが大好きになった自分にとって今日のライブは本当に複雑な気持ちだった。これからもたくさんたくさん偶ドロがみたいと思ってしまったから、解散が本当に心の底から悲しかった。
当日を迎えてチケットを確認するとなんと22番という良番だった(ありがとうございます)
ライブを見る前に、テンションをあげようと思ってお酒も強くないのに缶ビールを1缶飲み干したが全然酔えなかった。
ライブハウスに入るとまさかの最前センターが空いていたので、ド新規がこんないいポジションで見ていいのかとちょっと葛藤したが零ちゃんの「お前が一番楽しめ」という言葉を思い出して一番楽しめそうな最前で見ることにした。
ライブが始まってからは、とにかく本当に楽しくて解散の悲しい気持ちなんで本当に忘れてしまうほどだった。お酒の力なんてなくても最高のテンションになれた。今までで一番集中してライブを見たし、一番体の芯まで響くライブだったと思う。
今日のライブで泣いたやつは零ちゃんにビンタされるとのことだったがバレなかったのでビンタはされなかった。
今日、会場で泣いてるやつ見かけたら誰彼構わずビンタ食らわす👴🏻
— しばくぞ零ちゃん@偶想Drop (@BOSS_gdrop) 2017年10月9日
MCの時、ゆらぴこちゃんがさっそく涙目になっていて零ちゃんがビンタの構えをして会場がドッっと笑いで包まれた。
そんな零ちゃんが曲中に感極まって泣いてしまって、自分で自分にビンタをするシーンは本当に心打たれた。
ライブはすごく楽しくて、しんみりムードじゃなかったので涙は我慢できていたのだが、最後の方にド田舎PUNK擬女が流れるとイントロの時点で自然に涙が流れてしまった。
歌詞の「天井までワカメが飛んだ」というのに合わせて、バケツでワカメをぶちまけて客席がワカメまみれになったのも本当に笑えたし楽しかった。
アイドルもをヲタクもリフト・サーフしまくりの激しいライブだったが全てを忘れられるほどに楽しかった。やっぱり偶ドロのライブは最高だなとあらためて思った。
終わった後の零ちゃんの接触では、
お前新規のくせに古参みたいに最前にいたなーwといわれた。
零ちゃんはこういうこと毎回いってくるし別れ際ありがとなーまたなーといってくれる。本当に優しい子だと思う。
そして今日はサプライズということで入場者全員に握手するという特典があった。
もたもたしてたら鍵閉め間際になってしまって今から並んでも間に合わないかもと言われたが、最後の姿だけでも見送りたかったので並んだらなんとかまにあってメンバー全員に感謝の気持ちを伝えることができた。
一番印象的だったのは若ちゃんで、握手のときめちゃめちゃ感極まって泣いていたのだが、自分もそれを見てたら涙が止まらなくなってしまって上手く喋れないくらい泣いてしまった。アイドルの前であんなに泣いたのは初めての経験だった。
偶ドロは今日も本当に最高のライブを見せてくれた。本当に行ってよかった。
今日この場所以上に自分が幸せを感じられる現場はなかったと間違いなく言い切れる。
偶想Dropのみなさん、本当本当ににありがとうございました。
それぞれが偶ドロ以外の道を進むけど、みんなとまた何かの形で絶対会いたいなあと思っています。そして偶ドロのことはこの先ずっと忘れません。
バイビベイビーバイビー