時間泥棒の思い出

アイドルヲタクがツイッターでは文字が足りない時に書く独り言です。あなたの貴重な時間を泥棒します。

街コンに行ったことのない人に教える街コンのリアルな内情 前半戦

皆様は街コンというものをご存知だろうか。

 

男性と女性が半々くらいの割合で集められ、お店などを貸し切ってご飯を食べたりお酒を飲んだりするというものである。

普段出会いのない男女が出会ってラインを交換して付き合ったり付き合わなかったりするらしい。

 

街コンの男性の方が料金が高設定されている。

料金相場は男性7500円 女性3500円くらいが相場だ。

 

そんな街コンに私は実は1度だけいったことがある。

 

今から3・4年くらい前。確か社会人2年目の頃、会社のイケメンの営業(年下)が「りゅーねくん、いきましょうよ!彼女欲しいですよね!」と言ってきたのでしばらく悩んだ挙句行くことにした。

 

当時の私にはもちろん彼女はいなかった。しかも別れを告げられた彼女を引きずってないよといいつつ手紙とか全部捨てずに持っていて正直完全に引きずっていた。

 

そんな感じだったので新しい彼女が欲しい!という気持ちはそこまでなかったのだが、当時ニコニコ生放送で配信するのにハマっていたのでなんか話すネタでもできたらいいなーとか思って参加することにしたのだった。

 

参加した街コンは上野で開催される20代限定街コンというものだった。

当時私は25歳くらいだったはずなのでまあ妥当な感じだろう。

 

街コン当日、私はソワソワして集合場所に早く着いてしまった。貧乏性なのでカフェには入らずに電気屋でウインドウショッピングしていると少し遅れて営業くんが到着した。

 

営業くんは「今日は自分は成果出しにきたんで!」とか仕事みたいなこと言ってきて早くも帰りたくなってきたが、自分も高い金払ってるんだからお友達1人くらいつくろうなどと低い目標を心の中で立ててみたりした。

 

最初の集合場所に向かうと男女がたくさん集まっていた。

ほどなくして、主催者がルールの説明をしてくれた。

 

街コンのルールはだいたい以下のような感じ

  • ツーマンセル(同性2人一組)で行動する
  • 2人組のうち1人が首からネームプレートみたいなのかけて、それ見せれば店に入れる
  • 時間内なら指定された店のものが食べ放題、飲み放題

 

そんなに難しくもない感じだしすぐに理解することができた。

説明を聞いている間に周りをみてみると、ちょっと気になることがあった。

 

「あきらかに男性がちょっと多い」

 

多分女性の募集が少なかったかドタキャン的なものがあったのかもしれない。

まあこのくらいは想定の範囲内だ。

 

そんなこんなで時間がきて、主催の方の合図で乾杯することになった。

そして乾杯の合図で始まったのは楽しい交流の場ではなく戦いだった。

 

乾杯が始まると、既にいい感じの女の子の周りにはすでに男が蟻のようにたかっていた。

そして私は気がついてしまった、乾杯の前からいい感じの位置にポジショニングしていたことに。

 

そう、開戦のゴングは乾杯の前に静かに鳴っていたのである。

私と営業くんは完全に出遅れた。

 

私はあーしょうがないなと思ってバイキングのポテトとかカレーを食べようとしたところ、営業くんが「ちょっとこのままだとやばいですね、とりあえず向こうの方に混ぜてもらいましょうか」と言ってきたのでまあそうだなーと思ってなんか賑わっている方に行ってみた。

 

しかし、女の子をものにしようという狩りモードに入った男たちを前に私は完全に心が折れてしまった。

全然おもしろくないけどとりあえずその場の空気を悪くしないための愛想笑いを振りまいて、すでに心労していた。

 

そんなこんなでせめて食事で元をとってやろうとバイキングのポテトとかカレーとかを食べていたのだが、営業くんが知らぬ間に芸人みたいなテンションの男の子と仲良くなっていた。その男の子はイケメンではないものの、女の子の前でガンガン一発ギャグ的なものをしまくってそれなりにウケたり滑ったりしていた。

 

冒頭で説明したように、街コンはツーマンセルでの参加になるのでその芸人くんにも相方がいるのだがこちらはツッコミをかます訳ではなくただただ静かにしていた。

完全に私と同じような残念オーラを出している相方くんにはなにかシンパシー的なものを感じてしまった。

 

シンパシーを感じていたのは私だけではなく、芸人くんも営業くんを気に入っていたようだった。そして芸人くんがこう提案した。

 

「俺と営業くんで組んだほうがいいと思う」

 

一瞬、は?となったがまあ芸人くんが言うことも一理ある。やる気のあるやつどうしで組んだほうがうまくいく確率が上がるだろう。

 

自分としても会社の人が一緒だとあとで会社でいじらる恐怖からあまり自分を出せないなあと思っていたのでその提案を受け入れることにした。

 

こうして、チームの入れ替えが行われた。

 

営業・芸人チーム

[戦闘力]

つよい

[チーム説明]

ルックスがよく話もそこそこできる営業くんと1発ギャグでガンガン特攻できる芸人くんのチーム。理論派の営業くんとオフェンスに定評のある芸人くんのコンビネーションで女の子のラインをゲットしまくれそう。

 

私・相方チーム

[戦闘力]

お察し

[チーム説明]

生気が感じられない根暗チーム。今回の街コンで発した言葉の数は片手で数えられるほどである。はたして逆転できるのか。

 

かくしてチーム分けが完了し、後半戦がスタートしたのだった。

 

長くなってしまったので、チーム替えを行ったあとの話は、後半戦の記事として記述しようと思う。

 

続きは以下の記事に記載しています。

ryune04.hatenablog.com