酸欠少女さユりさんを初めてみたのは、タワーレコード川崎店前の野外広場だった。
その日は、BiSとギャングパレードのリリースイベントがタワーレコード店内で行われる日だった。
午前中フットサルの予定があり、ギャンパレのリリースイベントには間に合わない時間になってしまった。
BiSのリリイベはこのリリイベをもってカミヤサキがギャンパレとの無期限トレード終了。
そしてなによりこの日を逃すと推しのプー・ルイのライブが武道館までないということで、絶対に参加したいと思って急いで向かった。
(その後武道館前日にリリイベが追加されたので実際はセミファイナルだったのだが。。)
会場に入ろうとするとお店の前に人だかりができていた。
あれ、BiSのリリイベ外だっけと思ってCDの申し込み用紙をのぞいてみると酸欠少女さユりと書いてあった。
酸欠少女さユりは名前だけは知っていたが、名前的になんかサブカルっぽいかんじなのかなーくらいの印象しかなくて楽曲は全く聞いたことがなかった。
なので、そのまま素通りしてギリギリギャングパレードの最後の曲だけ見た。
ギャンパレのリリイベが行われてる最中、既にBiSの特典会の整理券をもらうためにすでに研究員がめっちゃならんでて並ぶのちょっとしんどいなーとおもったときに外でさユりのリリイベあったことを思い出したので見てから並ぶことにした。
イベントがはじまるとアコースティックギターを持った華奢な小さな女の子がでてきた。
近年YUIとかmiwaとかの影響でギター持ったシンガーソングライターみたいなのって流行ってるしPOP系の感じなのかなーと思った。
MCが始まると独特な空気感を出しいて、ギターのチューニングをしながらMCをする感じがなんかアーティストっぽいなという感じがした。
メッセージ性の強いポエムのようなMCだった。
そしていよいよ歌い出したのだが、いい意味で期待を裏切ってくれた。
歌ったのはリリース曲の月と花束だった。
イントロが始まってまずびっくりしたのはギターのうまさ。
さユりさんはかき鳴らすようにギターを弾くのが印象的なのだが、これがめちゃくちゃかっこよくて痺れた。
歌い出した瞬間完全に酸欠少女さユりさんのことを好きになっていた。
声は高くてとっても可愛らしいのだが、歌はめちゃめちゃかっこいい。
マイクにぶつけるように歌う魂のこもった歌、身体に響いてくる声量、かっこいい曲調、全部が私の好みだった。
見た目のかわいらしさと歌の迫力とのギャップにもやられてしまった。
ふらっと1曲くらい聴いていこうと思っただけなのに、気がついたらその場を動けなくなっていた。 さユりの弾き語りライブはそれほどに魅力だった。
帰ってからyoutubeでさユりを調べると、路上弾き語りの動画がたくさんあがっていることに気がついた。
どれも本当に最高すぎて、見ればみるほど好きになった。
アルバム「ミカヅキの航海」も購入して聴いたがやっぱりとても良い。
アルバムの中だとアノニマスがめちゃめちゃ好みだった。
あの日偶然川崎でさユりを知ることができたのは本当にラッキーだった。
これからもさユらぁとしてして酸欠少女さユりさんの活動を応援していきたい。